アスペルガー症候群が「頑張り」とうまく付き合うには?
From INてぐらる
アクセスありがとうございます!
さて、私たちは、様々な悩みを解消したり、目標をより早く達成するために、かなりの頻度で「頑張り」ます。
そして、共通して抱く最も大きな勘違いが「頑張り」が、無条件で良いものである、完全にポジティブなものであるということです。
私たちは、頑張ることが良いものだと教わっていたので、それが無条件で良いものであるという誤解をします。そして、頑張れないと感じた時に、大きな自己嫌悪に陥ってしまいます。
しかし、アスペルガー症候群にとって、時に頑張りは私達に悪影響を与える「毒」になってしまうのです。コントロールしないといけません。
今回はこのことについてお伝えします。
頑張りをコントロールすれば、あなたは今以上に楽しく生きることができるでしょう。
・頑張りは基本いいものだが
さて事実、頑張りとは、確かにポジティブな意味合いで使われます。日本人は特に好きです。
私自身、「頑張ることはいいこと」と信じていました。
しかし、「頑張る」の意味を調べてみると、この考えを改めなければいけないことに気付きました。
"頑張る" の意味
[動ラ五(四)]《「が(我)には(張)る」の音変化、また「眼張る」の意からとも。「頑張る」は当て字》
1 困難にめげないで我慢してやり抜く。「一致団結して―・る」2 自分の考え・意志をどこまでも通そうとする。我 (が) を張る。「―・って自説を譲らない」
3 ある場所を占めて動かないでいる。「入り口に警備員が―・っているので入れない」
多くの場合、①の意味で使われることが多いです。
ポイントは、「困難にめげないで、我慢してやり抜く」ということなら、その困難は何故生まれたのか?ということです。
そして、「良くない頑張り」にある困難は、頑張っていると感じる物事と深い関係があるのです。
私は、その特徴は大きく分けて2つあると考えています。
①そもそも、その頑張りがあなたが望んでいないこと
あなたの望んでいないこと、心から納得していないことに対して、頑張ると困難が大きくなり、とても辛い気持ちになります。
嫌々やっているということは、本当は、あなたが望んでいないことに頑張っている可能性が高いです。
②あなたが苦手なことをやってしまっている
あなたの強みを活かせないこと、得意ではないことをやっていても困難が大きくなります。
そして、その困難を乗り越えることは、とても難しいです。
「良い頑張り」の特徴は真逆です。つまり、
・あなたが心から納得している
・あなたの強み、得意を活かせる
ということです。
この行動から生じた困難は、かなりの確率で乗り越えることが出来ますし、むしろ困難とも感じないでしょう。
良い頑張りを増やしましょう。そのために、あなたが今やっていることを整理しましょう。
・頑張りすぎると、疲れにつながる
例え、「良い頑張り」だけになったとしても、それが、大量のエネルギーを使うことに変わりありません。(「良くない頑張り」よりは少ないですが…)
そして、大量のエネルギーを使いすぎるということは、あなたの感情を乱し、体調を悪くすることに繋がってしまうこともあります。
また、大量にエネルギーを使うことは、あなたが管理する、コントロールすることが難しいことでもあります。
ですので、「頑張り」は最小限にして、コントロール不能やエネルギー不足にならないようにしましょう。
ちなみに、その物事を習慣的にやっていくと、エネルギーの消費効率も良くなり、コントロールも容易になります。これが「慣れ」です。
・「頑張らなきゃ」という感情にある悪影響
もし、「頑張らなきゃ」という感情が強いと感じているのなら、それは望んでいないこと、得意でないことをしているというふうに考えた方がいいでしょう。
この気持ちが強くなると、強い焦りが生じます。そして、さらに精神を消耗します。
これは、私も陥ったことです。
逆に「頑張りたい」という前向きな頑張りは、そのままにしておきましょう。ただ、やりすぎは注意です。
・うまくコントロールする
そして、あなたが意識すれば「頑張るべきこと、頑張らなくても問題ないこと」はコントロールできるでしょう。私も今、意識していることです。
その上で、邪魔になるのは、「関わっていること、全てに等しく全力を注がないといけない」という、変な平等主義です。私自身も、まだこの傾向があります。
しかし、優先順位等で、この平等を取り払いコントロールすることが、あなたの活躍や幸せにつながるのです。
ぜひ、頑張りをコントロールしましょう。
アスペルガー症候群の大きな活躍へ
INてぐらるでした。