私たちには未来しかない、例えアスペルガー症候群であっても
From : INてぐらる
今回は、私の決意めいたことを書きますが、それだけではありません、あなたにも考えて欲しいこと、感じて欲しいことをお伝えします。
歴史や偉人のストーリーを見ていると、いかに素晴らしい人であれ、完璧な人はいないです。必ず、正の側面と負の側面があります。むしろ、この2つを合わせてその人なのです。
例えば、故スティーブ・ジョブズは激しく怒ったり、汚い言葉で人を罵倒したり、人を傷つけることをしますが、iPod,iPhone,Macを生み出し、今の情報社会に大きく貢献しています
アスペルガー症候群の傾向も強いビル・ゲイツは、車のスピード違反で何度も逮捕されていた過去がありましたが、故ジョブズと同じように情報社会に大きく貢献するMicrosoftを創り、世界的な大富豪です。
そして、人は、負の側面に注目しがちです。その傾向が強いです。
これには、人の思考の性質でもある「得をすることより、損を避ける事に2倍程度パワーを働かせる」ということが関わっているのではないかと考えています。
例え、その負の側面が自分に被害が及ばなくても、注目してしまう傾向があるのです。
そして、その注目の対象が何十年以上前の、負の側面であっても・・・
・故ハンス・アスペルガーの真実
さて、そのような負の側面を研究した論文が4月19日に発表されていました。
簡単に説明しますと、故ハンス・アスペルガーはナチスの政策に積極的に協力していたとということを、この論文は伝えています。
私はこれに対して故ハンス・アスペルガーを擁護する気も、非難する気もありません。
正確には、非難する意見も擁護する意見もあり、それらを比較して単純にどちらが正しい意見かを判断できないのです。
当然、今の日本の価値観ではナチスの政策は非難されるべきで、今のドイツも非難しています。しかし、戦時中でナチスの政策が正当であった当時のドイツにいた故ハンス・アスペルガーの考えは誰にもわかりません。
では、これらの情報を聞いてあなたはどう思うでしょうか?
私は母に冗談で「またアスペルガー症候群が誤解されるかもしれない」と言っていました。しかし本音は・・・
今の私たちにとってどうでもいいこと
です。
・「これから」にしか、私たちは生きていない
私は、この事実を聞いて少し驚いただけで、割とどうでもいいと思いました。
この情報は、何一つアスペルガー症候群の役に立たないということです。
正直言って、この論文を研究した意味がわかりません。おそらく研究者は興味本位や探究心でやった事なので、悪意はないと思いますが、あまりにもこの事実の価値がわかりません。歴史学には価値があると思いますが・・・
ただ、この気持ちこそが重要で
私たちは「未来にしか」生きないということです。
回りくどくなって申し訳ないのですが、ここが今回の記事で1番伝えたかった事です。
これからどのようにして、アスペルガー症候群、ASDを学んでいくか、自分を理解していくか、、強みを伸ばしていくか・・・
ここを常に考えていって欲しいです。
ここに、あなたの過去は関係ありません。
未来を、しっかりと考えてみてください
アスペルガー症候群の大きな活躍へ
INてぐらるでした。