アスペルガー症候群である私たちが持つ「諸刃の剣」
From : INてぐらる
諸刃の剣、という言葉を知っていますか?
これは、大きな結果や、良い成果をもたらす可能性がある反面、多大な危険性を持っている、ということです。
リスキーにも近い言葉です。
これは別にモノだけではなく、スキルや性格、特性にもあり得るものです。
そして、私たちアスペルガー症候群が持っている諸刃の剣のような性格、特性があります。
この性格は、一般的にも良い性格とされ、私たち個人でも無条件にプラスな性格、特性と考えています。しかし、この性格、特性は大きな「諸刃の剣」でもあります。
また、この性格、特性が私たちに大きな損害を与えていることに気付きにくいこともなかなか厄介です。私たちは本当にこの性格、特性の良い側面しか見えていないのです。
これからお伝えすることを理解することで、「諸刃の剣」となりうる性格、特性の良い側面、悪い側面の両方を知って、正しく扱うポイントがわかります。
反対に、知らなければ、良い側面しか知らないまま、辛い思いをすることになるでしょう。
もし、あなたが、この「諸刃の剣」を知りたいのであれば、続きをご覧ください↓
・この性格、特性は私たちを滅ぼします!
早速、その「諸刃の剣」の正体をお伝えします。それは、、、
「真面目さ」です。
私たちアスペルガー症候群は、とても真面目で、知らないうちにこの特性に傷つけられます。最終的には、滅ぼされる可能性もあるのです。
確かに、真面目さは責任感を生み出し、私たちの精神的なエネルギーとしては結構大きなパワーを持っています。
しかし、時として私たちの想像以上のパワーを出してしまいます。その結果として、私たちの感情や身体を摩耗させ、疲弊させ、大きな損害を与えてしまうのです。
・真面目さをコントロールする3Step
ですが、真面目さから生み出させるエネルギーは、とても多く利用するべきです。諸刃の剣なのですから、上手く扱えば良いところだけを享受することができます。
ここでは、そのための3Stepをお伝えします。
Step1:真面目に行っている行動を洗い出す。
まず、あなたが真面目に取り組んでいることを、意識的に探して見つけ出します。
全力で取り組んでいることはもちろん、ちょっとしたことでも書き出してください
Step2:自分にとっての価値の高さで分類する。
そうすると、思っていたより多くのことに「真面目に」取り組んでいたことに気づくはずです。
中には、「そこまで、真面目にやる必要もないのでは?」ということも含まれています。そこで、分類するのです。ポイントはその活動が自分にとって価値があるかどうかです。
Step3:価値の低い行動を捨てる/優先順位を決めて、なるべくやらないようにする。
分類が終わったら、価値の低い行動をやらないようにする、もしくは優先順位を決めて後回しにするように予定を変えるのです。
実は、真面目さが、諸刃の剣になる時は、多くの活動を真面目に取り組みすぎることで、切り替えがうまくいかず、常に全力を注がざるをえないような状況に陥ることが原因です。
ですので、真面目に取り組まなくてもいい行動は手を抜くことを意識する事で、これを解消できます。
いかがでしたでしょうか?
真面目さをコントロールして、うまく生活しましょう。
アスペルガー症候群の大きな活躍へ
INてぐらるでした。
P.S. アスペルガー症候群のための、効果的な日誌の書き方↓