「隠れアスペルガーという才能」を読んだ!おすすめポイント3つ
From : INてぐらる
つい最近、私は↓の本を読みました。
私自身は隠れアスペルガーではなく、本当のアスペルガー症候群ではあるのですが、この本は診断されないけど、アスペルガー症候群の傾向があって生きづらいという人に向けて書かれていて、このような人たちを基に「隠れアスペルガー」という、従来よりわかりやすいカテゴリを作りました。
そこで、私が読んでみて、「この点はおすすめ!」というポイントをお伝えします。
このポイントを知ることで、この本をこれから読むときに得られることが増えるでしょう。迷っている人は判断するための情報になるでしょう。
また、読む気が無くても、「このようなものがあるのか!」と感じることができるでしょう。
・おすすめポイント3つ
1.著者自身がアスペルガー症候群で、多くの隠れアスペルガー症候群をサポートしてきた人だから
まず、おすすめできるポイントは著者自身がアスペルガー症候群で悩み、その経験や解決するために学んだ知識を活用して隠れアスペルガー症候群や、アスペルガー症候群をサポートしていることです。
Amazon等で見ても、このような立場の人はなかなかいません。
ですので、事例がしっかりと掲載されていたり、隠れアスペルガーと通常のアスペルガー(この本では"真性アスペルガー"という表現です。)の違い、ホルモンや身体とアスペルガーの関わりが深く解説されています。
2.アスペルガー症候群が共通して持っている可能性が高い才能・資質がリストアップされているから
率直に言えば、「アスペルガー専用のストレングス・ファインダー」のように機能します。
もちろん、本当のストレングス・ファインダーの方が精度も、個々への対応力も高く、直接知ることが可能ですが、この本は間接的に要素を知り、その根拠も的確に示している点で、個人的には信頼できると感じます。
3.アスペルガー症候群の原因・システムが少しだけ明かされているから
この少しだけというのは、著者自身が「出し惜しみ」しているわけでは無く、発達障害やアスペルガー症候群のメカニズムは本当に「少しずつ」しか分からず、それ故ネット上では分からないこともあります。
ですが、この本では発達障害のメカニズムが従来より少しだけ解明されています。
これは、私のようにアスペルガー症候群向けに情報を伝えている人はもちろん、原因から理解したい人には大きなヒントになります。
・注意したいこと
さて、この本を読む上で注意したいこともお伝えしておきます。(と、いうより私の拙ブログや拙書、世の中のノウハウやアイデア、全てに言えることかもしれませんが・・・)
それは、、、
手法には相性がある
ということです。
これはアスペルガー症候群に限らず、全てのノウハウにも言えることですが、著者がお伝えしている手法は特に好き嫌いが分かれるのではないかと感じます。
例えば、小麦や糖質を限りなく減らす、もしくは0にする食事法、ローカーボが良いと書かれていますが、これをこの本で知ったからといって実践するのは危険です。自分でよく調べた上で、あるいは著者の元でセッションを受けながらやった方がいいでしょう。
これは別に、「著者のセッションを受けなさい」という誘導でもなんでも無く、それくらい分析して自分に合うか合わないかを見極めないと効果が出にくかったり、実践そのものが難しかったりするからです。
筋トレと一緒です。手法を知っていてもそれを適切に実践するにはより深く調べたり、インストラクターが必要です。そしてこれが無いと逆に体を壊しかねないことはなんとなく想像できるのではないでしょうか?もちろん、自分に合わなければ正しく実践しても体を壊すこともあります。
つまり、ほぼ全ての手法は万能ではなく、相性があり、極端な手法であればあるほど自分で調べたり、コーチやインストラクターが必要、ということです。(ちなみに、私自身もアイデアを伝えたり、他の人のアイデアを見てみると、アスペルガー症候群等の発達障害関連は極端なことが多いです。ですがそうしないと、ふわふわした所謂「一般的すぎる」アイデアになってしまうので、相手がうまく活用できない可能性も高いです。)
そして、私個人の分析では、この本や著者からのアドバイスを最大限受け取れる人は、おそらく「受け身型で、就職し、社会に適応することが成功であり幸福であり、目標」という人です。(もちろん、私の分析ですので、異論ありまくりだとは思います。)
ですので、手法を試したりする前に自分の理想は何かをよく考えてください。
Googleトレンドで調べてみると、2018/07/09現在、「発達障害」というキーワードは、この5年で盛り上がり、今もやや活発な状態で安定してします。
ということは、これからもアイデアが増え続ける可能性が高いです。あなたはそれをむやみに取り入れるのではなく、「自分の理想や目標」に合わせてしっかりと選択する必要があるのです。
ちなみに私のアイデアは主に「積極奇異型で、就職し、社会に適応することは、ただ1つの手段や第1段階で、その先に高い理想や目標があり、その実現や過程に幸福感を感じる人」に向けて書いている可能性が高いです。これは、私がそうだからです。
自分が何を理想にしているかは、よく考えてください。
アスペルガー症候群の誇り高い人生のために
INてぐらるでした。
P.S. あと4日、あなたが変わる思考の習慣を無料で
P.S.2. 著者自身も伝えている「発達障害の強みや才能」について、私のブログでもいくつかお伝えしています。
もし、興味がありましたら、こちらからいくつかご覧になってみてください